この記事をご覧になっているみなさま、きっとキャンプを始めてペグが思うように入らない…入ったけど今度は抜けない…!なんてことが多いのではないでしょうか。私も最初は付属品のプラスチックのペグハンマーを使っており、そんな経験をしては何度も気持ちが折れかけたことがあります。そこで、今回は適切なペグハンマーの選び方とおすすめのペグハンマーをご紹介いたします。
ペグハンマーの選び方
まずはペグハンマーの選び方を見ていきましょう。大事なポイントは3つです。
- 強度・重さ
- グリップ性
- ペグ抜き機能
このポイントを抑えることであのより快適な設営への一歩が近づきます!
強度・重さ
このポイントは主にハンマーのヘッド(頭)の部分を指しております。各メーカーさまざまな材質でご提供されていますが、最初は「銅」か「鉄」の材質を選ぶことをおすすめします。この2つは共に強度が高く、重さもあるので少ない力でもペグを打ち込むことができます。

グリップ性
続いてのポイントはグリップ性です。強度・重さのあるペグハンマーを使っても万一、手からすっぽ抜けてしまっては大変です。そこでしっかりと手にフィットする形状かつ、ストラップタイプの物があるとより安全に使用できるのでおすすめです。

ペグ抜き機能
最後に、最近のペグハンマーではどれも機能がついていますが、必ずペグ抜きができるタイプを選びましょう。キャンプ場の環境によっては本当に抜けない…(泣)ってことがありますので必ず見ておく必要のある機能となります。

あとは価格帯によって左右されると思いますが、私個人の感想としましてはある程度奮発してもいいものを買うことをおすすめします。
この手の細かいキャンプ用品は最初に金額で妥協してしまうと実際の使い勝手に満足できなかったり、すぐに壊れてしまったり、結果的に買い替えて予定より大きい買い物になってしまいます…私の買い物が下手くそなだけかもしれませんが…ただ、ペグハンマーは設営・撤収に欠かせないマストアイテムです。
使用回数も考慮すると長期的に使う必要がありますのでしっかりと考慮して購入をしたいところです。
それでは次からは具体的におすすめのペグハンマーをご紹介していきます。
おすすめのペグハンマー10選
snow peak(スノーピーク)ペグハンマー PRO.S|銅ヘッドタイプ

おすすめの大本命!snow peak(スノーピーク)ペグハンマー PRO。まずは一番最初に一番のおすすめをご紹介いたします。こちらの商品はヘッド部分が「銅」とヘッドの食いつきがよく、衝撃も吸収するので少ない力でも十分にペグを打ち込むことができ、手の負担も少ない優れものです。ペグを打てば打つほどヘッドの部分に凹みもでき、使用感の味が出てくる人気の商品です。
ヘッド素材 | 銅・スチール |
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重量 | 650g |
サイズ | 長さ29×ヘッド幅12cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約7,000円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
キャンプに行った際、これまでは安いハンマーでしたが、親の道具をみて、長く使えるものが欲しいと思い、悩んだ末に買いました。スノーピーク 製品は初めてでしたが、所有感がありすごく満足しています。もう一つ上位の銅が付いたものは、凹んでいき、それもカッコ良かったのですが、親が持っていたのもこのハンマーであったためこちらにしました。正直ペグハンマーなんて、なんでも一緒です。トンカチでも、足でも、石でも良いんです。でもこれを買って良かったです。いつかボロボロになったこいつを持って子供とキャンプに行きたいと思いました。
村の鍛冶屋 エリッゼ アルティメットハンマー

金属加工のプロフェッショナル、村の鍛冶屋からエリッゼ アルティメットハンマー。素材の丸い鋼材を約1100℃になるまで真っ赤に熱し、約1トンという強力な力で一気に材料を潰した鍛造したペグハンマー。硬くて曲がりにくい強靭なホディがおすすめの商品です。
ヘッド素材 | 真鍮またはステンレス |
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重量 | 556g |
サイズ | 長さ23×ヘッド幅10cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約6,000円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
初エリッゼです。
手持ちのペグの最長が35cmですが、難なく打ち込めました。グリップの形状が良く、手から抜けていく様な感覚はありませんでした。ショートでもバッチリです。
手離れ防止のロープは太く硬すぎるので革手をしていない素肌には痛いかもしれません。自分は別の方法に変えました。
発送手違いで2週間程待たされましたが、とても良いハンマーです。
LOGOS(ロゴス)パワーペグハンマー

グリップ力抜群!高機能!LOGOS(ロゴス)のパワーペグハンマー。主な素材が銅でてきているため、ペグハンマー自体が壊れにくい上、持ち手の部分は樹脂で握りやすが増す商品。カラーリングもオレンジとどこかに置き忘れる心配もない目立つデザインでおすすめです。
ヘッド素材 | 鋼 |
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重量 | 680g |
サイズ | 長さ30×ヘッド幅11cm |
グリップ力 | ★★★★★ ストラップ付き |
価格 | 約5,500円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
ペグハンマーはこれが初めてです。ですのでペグハンマー同士での比較が出来ないですが非常によいです。サクサクペグ打ちが出来て抜くのも楽になりました。デザインのオレンジ色もの目立って見付けやすくていいと思います。満足です。
TARAS BOULBA(タラスブルバ)TBハンマー

無骨な斬新デザイン、TARAS BOULBA(タラスブルバ)のTBハンマー。野球のバットなどにも使用されるなど、強度と耐久性を併せ持った天然木「ホワイトアッシュ」を使用し、ヘッド部はステンレスを採用していることで高い耐久性を実現しています。振り抜き易い柄の形状と上質な素材で、ハードユーザーにも優しいハンマーです。
ヘッド素材 | ステンレス鋼 |
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重量 | 740g |
サイズ | 長さ35×ヘッド幅13cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約5,200円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
見た目の良さで購入しましたがとにかく頑丈、木製の柄も握りやすくストラップも金具もしっかりして実用的。
実際にペグを打ってみると、振るった手には軽く感じましたが硬い地面にガンガン刺さっていきました。
ホームセンターで買ってきた6Φ30cmのスチールペグが問題なく使えました。
ペグハンマーは頑丈でカッコイイものがいいという方に、ぜひ手に取ってほしい逸品です。
MSR(エムエスアール)ステイクハンマー

スタイリッシュで革新的なデザインが特徴のMSR(エムエスアール)のステイクハンマー。材質としてステンレス・アルミとなんと言ってもその軽さ。一般的なペグハンマーの半分またはそれ以下の重さと登山泊など軽量化を目指すキャンプにはとてもおすすめな商品です。
ヘッド素材 | ステンレス |
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重量 | 317g |
サイズ | 長さ28×ヘッド幅10cm |
グリップ力 | ★★★☆☆ ストラップ付き |
価格 | 約4,600円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
基本的にはタイトル通りのものを皆さん探しているのだと思いますが、
バイクを使ってのブッシュクラフト寄りなソロキャンプの多い僕には、
これがいいです。
テントを建てるときに、ハンマー替わりの木材を探すのは手間ですし、
これでペグ打ちできない場所では、
他の方法を考える知恵は持ち合わせているつもりです。
そういう用途では軽くてベストだと思います。鍛造ペグをガキンガキンに打たれる場合は、
もうちょっと重いハンマーを選ばれるのが良いと思いおもいます。
snow peak(スノーピーク)ペグハンマー PRO.S|鋳鉄ヘッドタイプ

一番最初にご紹介したsnow peak(スノーピーク)のヘッドタイプ別ペグハンマー。銅ヘッドタイプに比べると打ち込み時の衝撃が大きく、打点もぶれやすいとうデメリットがありますが、一般的なペグハンマーの機能であれば問題ないスペックとなります。ヘッドの部分は交換しなくて済むので長期的に活用できる商品です。私も5年以上愛用しているペグハンマーとなるので価格をちょっと気にする方はこちらがおすすめです。
ヘッド素材 | スチール |
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重量 | 650g |
サイズ | 長さ29×ヘッド幅12cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約4,400円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
ソロキャンプ 用に購入して半年以上使ったのでレビューします。まず、作りはさすがスノーピークと言ったところで、耐久性などは問題有りません。ペグを打つ際に衝撃があると言うレビューを見ましたがそんな事は無く、真鍮製のハンマーと迷っていましたが、真鍮部分の交換が必要ない分、こちらの方がコスパが良いです。中華製のハンマーで似たものがありますが、品質面を考えれば、少し高くてもこちらをおすすめします。
Coleman(コールマン)パワーマスタースチールヘッドハンマーII

手に馴染みやすく使いやすい、高強度鍛造のColeman(コールマン) のパワーマスタースチールヘッドハンマーII。握りやすさを考慮したグリップエンドに適度な重量をもつ丈夫な一体型ヘッドで始めての方でも使いやすいおすすめのペグハンマーです。
ヘッド素材 | 合金鋼 |
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重量 | 730g |
サイズ | 長さ30×ヘッド幅10cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約3,500円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
打面の広さ、適度な重量感、手にフィットする持ちやすさ、実際にペグも打ってみましたが、すんなり打ち込むことができました。満足です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ソリッド ペグ抜きハンマー

鍛造ペグも容易に打ち込める、CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のソリッド ペグ抜きハンマー。柄は軽くて丈夫な弾力性のある天然木を使用したおすすめの商品です。
ヘッド素材 | 鉄 |
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重量 | 600g |
サイズ | 長さ37×ヘッド幅11cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップ付き |
価格 | 約3,400円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
これまでは中華製の安価なペグハンマーを使ってましたが、鍛造ペグを打ち込むにはパワー不足を感じていました。柄を長く持ったり、大きめに振りかぶったりするのが煩わしかったのですが、こちらの商品だとコンパクトな柄にずっしりとしたヘッドの組み合わせがちょうど良くて、ペグの打ち込み作業が捗ります。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)ソリッド アルミ ペグ抜きショートハンマー

同じくキャプテンスタッグからショートタイプのハンマー。今までには無いカラーリングで無骨さ溢れるハンマーデザイン。キャンパー心クスぐる商品です。
ヘッド素材 | 鉄 |
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重量 | 700g |
サイズ | 長さ32×ヘッド幅11cm |
グリップ力 | ★★★☆☆ ストラップなし |
価格 | 約2,700円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
軽さ、と言うより、重さで評価しています
はっきり言って軽くは無いです
でも、結局、軽いハンマーは振り幅が広くなり、かつ、力を必要としますので叩き損なって手を怪我しちゃいます
これくらいの重さがあると、小さな振り幅で確実に的を捉える事ができるので安全です
ogawa(オガワ )アイアンハンマー

スリップしにくいゴムグリップを採用した、ogawa(オガワ )のアイアンハンマー。老舗キャンプブランドのogawaのハンマーであればまず安心の商品です。
ヘッド素材 | スチール |
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重量 | 550g |
サイズ | 長さ27×ヘッド幅10cm |
グリップ力 | ★★★★☆ ストラップなし |
価格 | 約2,400円 ※販売先によって異なる場合があります。 |
口コミ
オガワのハンマーなら間違えないかな?と思い購入しました。ペグ用ハンマーを購入するのはこれが2本目です。前に購入した物より、このハンマーで打つとペグがグングン入ってくれるのでとてもパワーがあり満足しています。持ちにくいと感じた事もありません。
ただこちらはエリッゼステークの様なペグを抜くには抜きづらい思いました。もう一本のハンマーは抜きやすいので、こちらを打つ用、もう一本を抜く用と使い分けて使っています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。各社さまざまなペグハンマーを販売しておりますが、私個人の感想としては少し金額が高くても納得のできるハンマーの購入をおすすめします。ハンマーはテントと並ぶくらい活用機会があるので長期的なことを考えると金額以上の価値が出てくると思います。